2005年度福岡ブロック協議会会長所信

■福岡ブロック協議会 会長 | 植村敏満 | 美夜古JC | 略歴


基本理念
今を生きる一人のJaycee として
今出来ることを率先して実践し、
今必要な事項を見極め直ちに行動できる
JC を21LOM と共に創造しよう。

<はじめに>
1949年混沌とした戦後の時代背景の中、全国各地で志ある若者たちが立ち上がり、青年会議所運動は始まりました。そして1951年、全国各地で活動していた青年会議所が集まり日本青年会議所が創設され、全国への運動展開と共に組織も拡大し、LOMとの情報伝達を迅速に行う連絡調整機関として地区協議会・ブロック協議会が設立されました。
しかし、この半世紀の間に、我々を取り巻く経済環境は、日本経済を支えてきた構造が破綻し、規制という社会の枠組みが加速度的に緩和され、大きく様変わりしました。
時代を生きる我々に必要なものは何でしょうか。我々が行動すべきことは何でしょうか。我々を必要としているのは誰でしょうか。今一度、原点を見つめ直し、自らの行動の源が何処にあるのかを再認識し、目指すべき方向を見出し、邁進していく事が、次代への進化の道標になると考えます。そして、JCとして市民意識変革運動を推進する中で「日本の魂」を取り戻し、21LOM全てのメンバーと共に「日本の未来」を拓いて行きましょう。
<JCは「木」という理論>
青年会議所は「木」に喩えられると考えます。LOMにおいてはチャーターメンバーの熱き想いにより、それぞれの地域に一本の青年会議所という木が芽生えたのではないでしょうか。LOMが木であるならば、その地域は大地に、運動や事業は水に喩えられると思います。そして、福岡ブロックはその木の成長に必要な光であるべきだと思います。また、その光の源は日本青年会議所の運動理念であると共に、福岡ブロックの協議会としての役割は、ブロック内21LOMがそれぞれの地域で活動していく上での問題を全体の問題意識として共有し、同じ志を持ち行動していく事業を展開することと、その活動を通じてメンバー個々の人間力を磨き、魅力ある人材を育成することであると考えます。
また、我々が住み、業をなし、営むまち・ひとにとって必要とされる存在になるためには何を成すべきでしょうか。
深く根を張り、強い幹を育て、枝葉を伸ばすためにはこのまち・ひとに対する熱き一人のJayceeの想いと、地域に根差した青年会議所としての想いが必要不可欠であると考えます。そんな想いが、JCという木に新たな素晴らしい年輪を刻むことでしょう。
21LOMに、さらに必要とされる存在となる為に、LOM支援センターとしての役割を認識した協議会運営を展開してまいります。

<偶然と必然の認識>
ひとの出会いは偶然のように思われがちですが、時間の経過やその過程において必然へと変っていく事があります。ただの他人から友人そして親友へと変ったとき、出会いを振り返るとその出会いが必然であったと感じられます。
青年会議所のメンバーとの出会いもまさに偶然の出会いであります。たまたま友人からの誘いや取引先からの誘いなど入会のきっかけは様々でありますが、青年会議所に入会しメンバー個々が共に運動を理解し活動を行っていく過程において共感・共鳴を呼び、その出会いが偶然から必然へと変化し、単なる心の共感・共鳴ではなく掛替えのない絆としての心の響きが形成されるはずです。まさしくこれが真の友情であると考えます。
第24期福岡ブロックアカデミーでは、この共に育む友情こそひとづくりの原点であると捉え、アカデミー研修を通じ、ひとりのJayceeとしての人間力を磨き、21LOMの次世代のリーダーと成りうる魅力ある人材の育成の為に、LOMひとづくり支援センターとしての明確な目標を持って運営してまいります。


<ニーズと方向性の整合>
昨今のNPO団体の設立によりカテゴリー的に見るとJCもNPO的な立場にあり、青年会議所のポジションが不明瞭になりつつあるように感じます。青年会議所の組織は世界規模であり、世界112カ国・27万人以上、OBは250万人以上という組織です。そんな世界的な考え方(Globalism)を持ち、広い視野に立った自らのまち・地域での活動(Localism)が青年会議所の活動であると考えます。しかし、我々が、自ら信じる理念のもと一人ひとりが全力で活動していくならば、各地青年会議所の運動は地域のニーズとなり、政治や社会を動かすムーブメントとなると確信いたします。
そして、JCが真に地域住民や社会を巻き込んだ組織(Social Civic Organization)となるためには、ローカルマニフェストの普及推進や地域主権の立場からの道州制に対する議論など、地域ニーズに合致した市民意識変革運動の展開と、精神ルネッサンス運動の推進など、日本青年会議所の一員としてのニーズに合致した、全国的なLOM協働運動の推進を通じ、目指すべき方向性と活動すべき事項を精査していくことが必要不可欠であります。同時に、21LOMのシンクタンクとして、各分野でのスペシャリストを養成していくと共に、起業家精神(Entrepreneur ship)に基づくニュービジネス、グローバルビジネスに関する調査研究も協議会としての役割であると考えます。


<確かな歴史認識に立ち、志を高く、大きな夢を>
国家としての日本の未来を考える上で、重要なファクターの一つに歴史認識が挙げられます。戦後の占領軍による憲法制定により、戦争の罪の意識を感じさせる教育が強いられ、伝統・歴史・文化を軽んじ、国に愛着や誇りを持てない教育施策が施行されました。昨今、青少年の残酷な事件が相次ぐ現代社会において、教育のあり方や家族の絆、日本人としての誇りなど、戦後の高度経済成長の中において見失ってきたものを再度見つめ直し、次世代の国家を担う青少年に不可欠な日本人としての誇り・道徳的価値観など自国を愛し、人を敬う心を高揚させる為の運動を展開する必要があると考えます。
また、今を生きる一人のJayceeには、時代を切り拓き、次世代へと繋いで行く使命があるのではないでしょうか。
JCでの数々の学びの中で得た経験は、自らに志という揺ぎ無い指針を創り、想いという確かな行動の源を与えてくれるはずです。そして、Jayceeとしての自覚と誇りを胸に、同じ志を持つもの同士が夢を語り、数多くのメンバーと夢を共有し実現させる為に、一人ひとりが本気で行動するならば、地域・社会・国を変えることが出来ると確信いたします。
時代・次世代を創るJCとして確かな歴史認識と、日本人が培ってきた道徳的価値観に基づいた教育の必要性を発信すると共に、市民意識変革運動推進に向けた確固たるビジョンと青年らしい行動力を持ち、日本青年会議所・九州地区協議会と連携し青年会議所運動を発信して参ります。


<一体となった九州・九州JC確立に向けて>
大成功に終わった一昨年のJCI世界会議福岡大会に、九州JC全員での参加・参画がもたらしたものは、九州Jaycee一人ひとりの深い絆と世界中に広がるネットワークの構築だったのではないでしょうか。以後、九州JCはその経験を生かし「福岡・九州オリンピック実現へ向けて」という新たな夢を描き始めました。その壮大な夢を形に変え実現していくプロセスにおいて、我々が取るべき行動は、この九州の一員であるという自覚を持ち、九州地区協議会と連携し、各地において同じ志を持ち運動展開する事ではないでしょうか。そして、その一体となった九州JCの運動は、中央集権型から地域主権型への社会構造の変化のように、行動していく中で、地域社会に必要とされる運動になると確信いたします。まさしくそれが九州JCの確立であり、存在意義であると考えます。
また、グローバルな観点を踏まえ、アジアにおける九州の位置・役割を認識し、一体となり、自立した九州を創造し、九州の未来に必要な事項を見極め、運動を展開して行く事が今後の九州JCの役割であり、使命であると考えます。そして、その市民意識改革運動は真に自立した九州の未来を拓く運動になると確信致します。
九州地区協議会・九州地区内各ブロックと連携し、真に一体となった九州の確立に向け邁進して参ります。

 

<最後に>
あなたにとって必要なものは何ですか。
あなたを必要としているのは誰ですか。
あなたにとって掛け替えのないものは何ですか。
あなたにとってのJCとは・・・
JCという木を育てよう。
JC運動の土台となる、力強い深い根を張ろう。
Jayceeの心の柱となる揺ぎ無い、幹を創ろう。
JC活動の糧となる広い、高い枝葉を伸ばそう。
それはきっとJCに、まちに、ひとにそしてJayceeに素晴らしい花を咲かせることでしょう

 


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