■ 所信 (社)直方青年会議所 理事長 弓削田 敬

■ はじめに

 「20世紀」人類は様々な分野で驚異的な発展を遂げました。そして誰もが夢を抱く新世紀が到来した今日、産業・経済・文化等、我々を取り巻く生活環境はさらに飛躍的な進歩を遂げています。しかし、快適な生活環境とは裏腹に新たなる問題が噴出してきたのが現状です。
 先進7カ国の一つである我が国「日本」は、国土が非常に狭く、食料自給率は約42%と、とても世界各国の資源を頂かないと生活できない、つまり先進国でありながら貧困な境遇にあるのは誰もが認識するところです。しかし我々の生活習慣(ライフスタイル)は、大量生産、大量消費そして大量廃棄を繰り返し、その都度、発展途上国の貴重な資源を無造作に消費し、生態系を破壊し続けています。 また、その一方では汚染された地域に、パフォーマンス的に資金援助するような、とても矛盾したことを繰り返しています。
  また国内情勢に目を向けると、社会構造の変革(IT革命)によって、情報化社会は急速に進展しています。しかし、このような時代だからこそ人としてのITだけでは伝えることのできない感情や交流というものを見失ってはなりません。
  これからの新時代、私たちは物質的な満足感を追い求めるのではなく、心の満足感を持ち続けることが肝要です。つまり新しい価値観創造こそ我々にとって非常に重要な使命なのです。
  経済不況や政治不安・教育の荒廃・青少年犯罪・少子高齢化・社会福祉問題などの我々の生活を脅かすような状況が続いている今日、我々Jayceeは、新たな発想で、夢と希望を持ち、明るい豊かな地域創造の為、動かなければなりません。
 社団法人直方青年会議所の使命は、地域の為、次代を担う子ども達の為、そして我々の更なる成長の為、無くてはならない団体であると固く信じ「我、今、何を為すべきか、この瞬間、この瞬間、全力でJC運動に邁進する」そして、人としてJayceeとして、現状を厳しく認識し、目的から行動を起し、そしてどう対応するのか、またどう変革させ、結果、どんな生活環境を創造するのか・・「時代の救世士」そんな熱い志を持つJayceeであってほしいと願っています。

■ 当たり前のことを当たり前に

 青年会議所は戦後50年培われてきた歴史と、その年代を生き抜いてきたJayceeの熱い思いで確立された青年経済人の団体です。この組織を運営する為には、何よりもまず組織の決められたルールを理解し、またそのルールに則り活動を展開することが肝要です。各会合や事業を通じて、互いの個性を尊重し合い、何事にも一致団結し、果敢に挑戦し続けることこそJayceeの本来の姿であると思います。「当たり前の事を当たり前に」ごく普通のことですが、私は、Jayceeがこの言葉を念頭におき、この組織が義務と権利を重んじる責任感に満ち溢れる人々の集合体であってほしいと願っています。
  組織とは、組織運営の為の組織ではなく、会員の為の組織です。スムーズな組織運営に全力を注ぎ、総会・例会の出席率の向上や、各種大会の動員を徹底してこそ、会員のレベルアップに繋がるのではないでしょうか。そして会員のレベルアップこそが、組織の団結力をより強化して行くと確信します。相手の存在を認めるべく「心と心のキャッチボール運動」の展開や会員開発セミナー等を通して会員個々のレベルアップを図ります。また、我々の活動を広く地域の方々に発信し、生の声をJC運動にフィードバックさせる為の広報活動は、JC運動に於いて、また我々の足跡を残す為、最も重要な活動です。先駆・直方JCホームページを情報の発着拠点とし、本年度は更に磨きを掛け、メンバーにとって、また地域の方々にとって必要とされる「元気ステーション直方JC通信網」であってほしいと願います。

■ 人々のふれあいを創造するJayceeとして

 我々は志を同じうする「有志」の集合体です。この団体が目的達成の為、知恵と勇気を集結し、更なる発展を遂げる為、そして志熱いJayceeであり続ける為、熱い志を持つ素敵な青年を、一人でも多く増やす事が肝要です。新たな出会いがロムを、そしてこの地域を活性化させ、そのプロセスで会員が成長し、その会員を取り巻くすべての方々が幸福であることがJC運動の原点だと私は信じています。「大才は袖触れ合う縁をも生かす」人と出会い、縁を生かし、熱い志を持った会員がこの組織に集い、新たな発想で、地域にそして次代を担う子ども達に素敵な未来をプレゼントできたなら、どんなに素敵なことでしょうか。私はそう願って止みません。また、そんな優しい気持ちを持ったJayceeの使命は、より地域に密着した事業を地域の方々の為、そして行動する我々の為で無ければなりません。地域の方々に、日々生まれ変わるJCの熱い思いを、エリア内友好団体と共に「志同じうする我々の同志と共にプレゼントできれば」そんな関係を目指します。更に我々はJCI(国際青年会議所)の会員として、広く諸外国のメンバーとの交流が可能です。本年、姉妹締結30周年を迎える隣国、北釜山青年会議所との長きにわたる交流も、この周年を契機に、共にJCI会員であることを踏まえた国際貢献や相互交流の在り方を、模索し実行することが必要ではないでしょうか。直方JCは、熱い志を持った人々と国内外を問わず地域に貢献する団体でありたいと願います。

■ 素敵な地域(直鞍)を創造するJayceeとして
   
  我々は、地域の方々の期待を一心に背負い、この地域の青年として先輩諸兄の熱い思いを受け継ぎ、直鞍を愛し、更なる発展を願って、日々JC運動を展開しています。地域の開発は、行政や地域の方々と頻繁に意見交換し、結果を関係諸団体と協議して行動を起こすことが大切です。この地域の青年経済人として、大胆な発想と志熱い意思決定から行動を起こし、時代を切り開くことが肝要です。そして、この地域の将来を見据え、熱く未来を創造し、地域開発運動の糧となるべく行動計画を策定し、事業展開して行きます。
 また、この地域の浮揚には、国、県が推進する地方分権法に則り、この地域の市町村合併が最も有効な手段ではないかと考えます。共有の文化を持つこの地域の行政枠を再編し、公共施設等を小さな自治体それぞれが所有するのではなく、広域で素晴らしい施設を設け、充実した生活環境が整えば、この地域が更に素敵な地域に生まれ変わると確信します。その為1市4町同時の住民発議やシンポジュームを企画開催し、住民の方々から行動を起こすきっかけづくりと意識の向上に努め、平成17年度合併特例法の期限切れを見据え、加速度的に事業を推進したいと考えます。さらに環境問題については、我々の手で我々が破壊していることを、まず自己が認識し、関係諸団体の方々と調査・研究し、連携を取りながら広く地域の方々に伝え、環境に配慮したライフスタイルの在り方や、人としてどうあるべきなのか、そして今、我々はどうしなければいけないのかを、地域の方々と考える「地球再生プラン」を提言して行きます。「大きく変えられなくていい、一つ、一つ、変えて行けばいい」我々は、ここ(直鞍)に住む人々と地域との10年先、20年先の、素敵な未来を創り出す為の政策を提言し実行して行きます。

■ 終わりに

  「本気でやれば大抵のことが出来る、本気ですれば何でもおもしろい、本気でしていると誰かが助けてくれる、何事にも本気で頑張るJayceeはみんなすごくて みんな偉い」私がよく口にする詩の一つです。少し抽象的な詩ではありますが、言いたいことは家庭も、職場も,そしてJCにも、常に本気で取り組んでこそ、大抵のことが出来る、そして少し辛いことでも、本気でしていると、本当におもしろくなると言うことなのです。一人ひとりの一途な温かい行動が人を動かし、地域を動かし、ひいては「日本が動く」と私は確信します。素敵な未来を創る為、今年も私はJC運動に邁進します。

 ロムメンバーすべての人に感謝しつつ、私の出来る事、つまりスキンシップと熱いハートで距離のない関係を促し、しかし厳しい自覚を持って(社)直方青年会議所運営に全力で臨む。

■ スローガン
「燃え滾る 熱い心で 地域づくり 我らが残す すてきな未来」
“志熱きJayceeであれ”

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